田村哲彦氏の想いをいただき。
6月後半からここ最近、Youtubeのタロット占いにハマっていて、いまの状態との一致を励みにしています。
どの占いを見ても 「凄いですね~!」 しか言われなくて、そういうものなのかと思いつつも、悪いことを言われないというのは気持ちの前進になりますよね。
こういう神秘的なものに寄りそう余裕がなく過ごしてきましたが、「いよいよ作品制作に着手しなくちゃ」 という時期になったので、大学の履修や仕事に追われる現実からしばし離れるタイミングが来たのかな~ と感じています。
前回のトールペイント日本展への出品制作はお盆休みの5日間に大慌てで描き上げたのですが、もう連日ずっと座り続けられない体調にあるので、今回は早めに(もう既に早くない・・・)取り掛かろうと思っています。
そのために様々な刺激になる資料を見てきましたが、どこか漠然としていて、「やらなきゃ・・・の想い」 の空回り。
絵筆から離れて半年、「描けるのかな・・・?」 という心配も若干あり、頭の中があちこちに散らばって注意散漫、集中力に欠けて困っていたのですが、そんな自分を安定させるものに出会い、そして昨日届きました。
今年になってからずっと探し求め続けてきた、加賀草木友禅作家 田村哲彦氏の作品です。
2019年に工房を廃業されたというので、もう柏田屋さんを訪ねることも、その独特の染料にふれることも叶わないのが非常に残念です。
年明け早々に始まった30年ぶりの 『着物年』。
『帝王紫』という貝染めに出会い、そして『琥珀染』という草木染の世界へのいざない。
そして今回私が求めている色の旅は、こんな終着駅だったのね。。。
こんな美しいものがあったのか。 と、眺めているだけでも十分美しい染めの作品を自室に飾り、ペイント作品へのイメージをまとめています。
眺めているだけで見飽きない・・・ 恋焦がれるようにずっとそう感じながら描いてきたことをふと思い出せたこの作品に出会えたことに感謝しています。
トールペイント日本展に間に合うのか怪しいですが、そこにあることでときめく、今回もそんな作品を目指しています。
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