今日が最終日となった第2回北アルプス国際芸術祭。
京都芸術大学のレポート提出課題の一つとしてイベントに通ったのがはじまりでしたが、既にロスです。。。
最初は現代アートになじみが無くて、なにをどう鑑賞したらよいのかわからずに、とにかくスタンプラリーもあるし・・という感じで作品を回っていたけれど、4回目あたり(半分ほど鑑賞したあたり)でフッと気づいた瞬間がありました。
あの日は屋外鑑賞中に地元の方が話しかけてくださって、その場所のことや風景や大町市のことを暫く聞かせてくださいました。
それで、「あ~、そういうことだったのか」 と、公式本を読んでも伝わってこなかったことに触れた気がして、それまで巡った作品の意味が急に腑に落ちた日でした。
それから急に、どの作品も、どの風景も愛おしくなって。
計6回通ったけれど、私にはそれだけ必要だったと思います。
これだけの企画と準備・運営してくださった実行委員会の方々や地元の方々、ボランティアさん、そして北川フラムさん、皆川明さんに感謝の思いです。
都合や仕事で先週が最後になってしまい、最終日には行けなくてほんとに残念。
お疲れ様でした!! って、皆さんと握手してお礼を伝えたかったです。
いま、この2か月近くを振り返りながら28日提出締め切りのレポートを書き上げ、添付する写真を選びながら思い出に浸っています。
近年、ご当地芸術祭が流行っているけれど、こんな近くでいいタイミングで参加できてよかった。
この芸術祭はほんとにオススメでした。
芸術祭って、芸術作品とかみるんでしょ? と言われますが、この芸術祭は実に奥が深かったです!
どうしてこんなにあちこち移動するの? と苦戦した市内マップの攻略も、いまなら「あそこじゃなきゃダメだったんだよ。ほんとに的確ないい場所見つけたもんだ」よ と感心しきりです。
こんな見せ方してくるの、さすがだな~! と思う。
美術館で有名な絵画鑑賞をするのもよいけれど、私には今回の方がずっと衝撃的でした。
会期終了に伴い、もう二度と出会えない作品が大半です。
こんなロス感、ハンパない。
だから余計に心にしっかり焼き付いて、しがみついて、次にまたやってくるであろう新たな出会いに期待しています。
あの時の地元の方が「ほかの季節にも来てみてくださいね」 と仰って下さったのが印象的でした。
今年は春の奈良井宿に続き、長野市以外の見知らぬ土地に赴くことでいろんな見方が変わったし、これまでとは変化の年になった気がします。
毎朝更新されたFacebookの動画がもう更新されなくなる っていうだけでも淋しい。
秋のせいかな。
次回はボランティアで参加したいです!